ベトベジ生活9/米粉の小皿蒸し餅:バインベオ

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今回は米粉の蒸し料理バインベオを紹介します。

バインベオは幾つもの小皿が並び、見た目にも美しく上品で、その小皿が蓮の葉にも見えることから、バインベオ(ベオ=水草)との名がついた、フエの宮廷料理の一つです。

生地の材料は米粉、水、タピオカ粉とシンプル。5cm位の小皿に流してそのまま皿ごと蒸します。蒸し上がったら、炒った乾燥エビで香ばしい香りを移したネギ油と、ヌクチャムだれや、カリカリにローストした豚皮をトッピングします。
他にも地方やお店、料理人によって、海老入り味噌や緑豆、海老そぼろ等トッピングにはバリエーションがあるようです。

ホーチミン、ハノイに行くとフエ料理店のメニューにあります。中部に行くと王族の衣装を着て、生演奏を聴きながら宮廷料理のコースをいただくプランも人気だし、路上で気軽におやつ感覚で食べる事もできます。

関西では幾つかのベトナム料理店で提供されていて、今回は京都河原町にあるXUAN(スアン)さんhttp://www.xuan.jp/のバインベオを紹介します。

「生地を一晩寝かせた方が、米粉が水を吸収してモチモチ感が出るんですよ!」と、オーナーシェフの桑島さん。
その探究心により完成したバインベオは、フエ出身のベトナム人の方からもお墨付きを頂いたそうです。
また、味を左右する調味料や食材は妥協せず現地にこだわり、時には出向いてオリジナルを作ってもらっているとの事。

見た目の美しさと共に、香りを大切にするベトナム料理。バインベオを注文すると、ヌクマムと海老ネギ油の香ばしい香りも一緒に運ばれてきました。

スアンさんのバインベオ.JPGスアンさんのバインベオベトナムでバインベオ作り.JPGベトナムでバインベオ作りベトナムで食べたバインベオバインベオ.JPGベトナムで食べたバインベオ

Nhatky9.jpg 府連ホームページではすっかりお馴染みとなったこのバナーですが、実はこの日記にも「ベトナム料理」について色々と書かれています。ぜひご覧下さい。

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