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昨年は多くの友好協会行事に参加し、ベトナム料理を食べる機会に恵まれた1年でした。
そこで得た知識とベトナム料理の素晴らしさを、コラム形式でご紹介したいと思います。
まずタイトルにもなっているベトベジ生活ですが、「ベトナム料理はベジタブル(野菜)をたっぷり食べる事ができる!」その事を日本中に広めたいとの思いから名付けました。
例えば皆さんご存じの生春巻きは、生野菜と豚肉やエビを米粉でできたライスペーパーで巻き、ヌクチャムという魚醤をつけて食べる、有名なベトナム料理です。
実は生春巻きは、ボール1杯の野菜と少量の炭水化物、肉、シーフードが、ビールのおつまみに変身する優れもの料理なのです。その材料で野菜サラダを作っても、ビールのあてにはならないですよね。
またベトナム戦争時代に、戦ではライスペーパーとヌクマムの瓶を腰ひもに付けて山に入ったそうです。
ライスペーパーは川の水にサッと浸すか、バナナの皮に包んで一昼夜置けば食べる事ができます。これがお米だと鍋など余計な荷物が増え、また調理時間も必要です。そして、火も熾すので敵に居場所を知らせてしまいます。栄養面では、ライスペーパ―で野草を包んで、魚醤を付けると、炭水化物、ビタミン、アミノ酸を摂取する事ができます。
日本では干し飯(ほしいい)がそれに代わるものだそうです。
昨今の日本では野菜摂取不足や食料自給率の低下が問題視されています。
そこで、野菜をふんだんに使い、栄養バランスの良いベトナム料理が一般家庭に普及し、
ベトナム料理店がもっと身近になる事で、日本の食糧事情も変わるのではないでしょうか?
週に1度はベトナム料理!そんな時代が日本に来るといいですね(^^)